保護センターにて保護された後、小学校低学年を対象とした「ふれあい授業」の仕事を勤めていたミックスの♀です。怖がりさんで経験し慣れていない環境や状況は苦手です。
ふれあい犬をしていたときは子供、大人に挨拶する機会を持っていたので触られる、撫でられる経験は積んでいますが、ふれあい犬をしていたからどんな触られ方をされても平気というわけではありません。
やはり初対面の人に正面、上から積極的に挨拶を求められるのは苦手で、尾は下がり、顔は緊張、逃げ腰になります(写真左)。
本犬にストレスを掛けず、お互い気持ち良く挨拶するためには、先に本犬から近づけるように人間は待ちの姿勢で、本犬がある程度匂いを嗅がせてもらってから、ゆっくり、優しく下から触ってあげることが望ましいでしょう。本犬にストレスが掛かりづらいように準備、接し方を気をつかってあげれば、初めての環境、初めての人ともに慣れるまでの時間も早くなるでしょう。
慣れた人には尻尾をフリフリ、触ってほしい、撫でてほしいと自ら来るようになります。
自は、結構甘えんぼさんです。
他犬との関係は相手にもよりますが、
同じ室内では基本的に付かず離れずを好むようで、スタッフ犬とは時折匂いを嗅ぎあったりする程度でした。
散歩中に会う犬には興味を持ち、挨拶を自分からしたいと近づいていきますが、
相手が積極的過ぎたり、相手が頭数が多く集団になっていると、緊張しながら恐る恐る後ずさり、
様子を見ながら近づけそうなときだけ、近づくといった感じです。
相手の犬も落ち着いて挨拶ができるタイプだと匂い嗅ぎを交すことができます。
遊びに誘う、乗る様子は今のところ見られません。
遊び好き。キューキュー鳴るゴム製おもちゃがお好みの様子です。
一人でも遊び、投げると近くまでは持ってきます。
新しい環境に慣れるにしたがって少しづつ遊ぶ余裕が出てきました。引っ張りっこ遊びも練習していけばできるようになるでしょう。固いガムを食べるのも大好きです。
散歩で歩くことは好きですが、自動車や自転車、工事用ポール、大通り、などいろいろな場所での散歩経験は豊富ではないようで、怖がります。そのため比較的静かで車の少ない裏通りから散歩練習をしています。
公園、広場、河川敷など静かで、緑豊かなところはテンションが高く、大好きな匂い嗅ぎに執心します。
トイレは室内シートでもしますが、本犬自身は基本的にう○ち、オシッコともに外ですることを好みます。
ハウスは同じ室内で飼い主の雰囲気を感じていられれば、平気で静かに落ち着いて過ごせます。
が、飼い主がいないときにハウスに入っていることはとても苦手なため、
夜寝るときはハウス、留守番のときはハウスの扉は開けたままで一部屋をフリーのスタイルでやっています。
このスタイルだと夜、留守番とも現時点では静かに過ごせています。
「スワレ」「フセ」「オテオカワリ」ができます。
○吠えについて
現在確認ができているのは、
①人間の食事中に10~15分ほど要求吠えがでました。無視を徹底し、その後は出ていません。
②ハウス内で留守番中に鳴きました。その後留守番スタイルを変更しました。
○どのようなご家族に向いているか
一言で言うと怖がりさんの甘えんぼ。
本犬の怖いものリストを人間が把握しておき、無理はせず対応してあげれば大きな問題にならないでしょう。同じく本犬の好きなものリストを把握しておくと犬、人間お互いにとって生活が楽でしょう。人好きな面、他犬とも挨拶を交わせる、全体の運動量が多すぎない点から、しっかりとした散歩と発散、家庭生活の約束事を教えてあげながら愛情を掛けてあげられるご家族に向いているでしょう。慣れた人には取っても甘えんぼになるため、留守番があることを考えると甘えさせるときだけでなく、独りで過ごす時間も作りメリハリを持って、普段から独りにも馴らしてあげた方がいざ留守番となっても、本犬に負担が掛からず楽です。
多頭飼育にも適性はありますが、他犬と遊びたい、大好きというほどではなく、付かず離れずぐらいを好むので、相手の犬のタイプも十分に考慮する必要があります。
※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は、保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、又は紹介文の更新をご覧くださり、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。