犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔2407P03〕トイ・プードル オス 推定7歳 体重2.6kg 【麦茶日記】

2024.07.02

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とても穏やかで人懐っこい、可愛らしい子です。
目が合うとニコニコして、パタパタしっぽを振るような、なんともいえない癒しオーラがあります。
 

最初は少し人見知りしますが、男女問わず人間は好きで、すぐに打ち解けます。
人間が床に座るとすぐに寄ってきて、ペロっとしてきたり、ピタっと寄り添ってきます。
おもちゃにはあまり興味なしですが、人間の手遊びなどは大好きで、スキンシップには喜び、はしゃいだりします。

他犬との関係性は、小型犬同士なら問題なく接しています。
慣れた相手とはワンプロしたり、みんなが動けば一緒に動き、必ず誰かの近くで休んでいます。
多頭飼育も大丈夫ですが、この子が人間大好きなので、先住犬が繊細な甘えん坊さんだとストレスになるかもしれません。逆に遊び好きなエネルギッシュすぎるタイプもあまり合わないかもしたれません。
穏やかな子、あまり干渉しない子の方がお互いにほどよい関係でいられるのではないかと思います。

トイレは、エリアやシートの認識はあります。
2ヶ月半トレーニングを色々試しています。
フリーにしてもちょこちょこマーキングをするタイプではないです。
1日3〜4回程度、溜めて出すのは以前から同じですが、思い立つと近くにある他犬の匂いのするベッドなどに足上げしてしまうこともまだあり、トイレシートにする確率は50〜60%くらいです。
起床時はトイレサークルに入って習慣づけしていて、シブシブですが必ずするようになりましたが、自分から入っていくことは滅多にありません。引き続き誘導トレーニング中です。

人間の目があるときはマナーパンツを外す時間も増え、お散歩でも排泄することも増え、初めの頃とは少しずつ変化していますが、性格的にも几帳面タイプではないので、失敗しても、気長におおらかに見守っていただけたらと思います。
ひとりっ子なら、また状況は変わってくるかもしれません。

大は、シートの上でだいたい出来ていますが、歩いてしまうので着地点がずれることも多々ありです。食糞はありません。

小は1日3〜4回、
大は1日2回位です。
小、大ともに、出す前にくるくる回ることが多いです。


食事に関しては、最近は食欲旺盛で、自分の分を食べ終えると、スピードの遅い同居のシニア犬のおこぼれ狙いでいそいそとやってきます。

抜歯の影響もあってか、ドライフードだけでは食べにくく、疲れてしまうようで、少し工夫が必要です。
ドライフードを少しふやかし、ウエットや細かくした肉などをまぜて、ふんわり盛り付けてあげると食べやすいようで、美味しそうに自力で完食します。
朝晩はこのスタイル、昼は少量ドライフードのまま、ちゅーるをのせると喜んで食べます。
一度にたくさんではない方が食べ疲れることなく完食できるみたいです。

おやつは、ちゅーるやお肉系などだいたいなんでも好きですが、好みでないものもあります。(硬いものなど)

吠えは、はじめはほとんどありませんでしたが、最近はごはんの時や遊び時間、テンション上がった時などには、自分アピールや、他犬が吠えたりするとつられて吠えることがあります。
声帯カットされていますが、ちょっとかすれた高めの声で吠えます。感じ方に個人差ありますが、うるさいと感じるほどではありません。

ひとりのときはほとんど吠えません。
たぶん同居犬がいなければあまり吠えることもないのだと思いますが、この吠えはこの子の楽しい、嬉しいや自己主張の表れで、大変いきいきとしています。

留守番は、ひとりでも、他犬と一緒でも、部屋にフリーで問題なく静かに過ごせます。
いたずらも食糞もありません。

サークルやクレートに入ることは好きではなく、
いやだと思ったり、ストレスを感じると、ハァハァします。
現在は、クレートトレーニングを兼ねて、就寝時のみ、人間の寝室で他犬と共にそれぞれのクレートに寝ています。すっかり慣れたので今では自ら入っていき朝まで静かです。

 
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健康面では、保護後の初期医療を受けた際に、肋骨に腫瘤らしきものが見つかり、去勢手術時に一部組織を病理検査に出しました。結果は、現段階で悪性の所見はないものの、今後1年間程度は定期的に検診を受けながら状況観察していく必要がありそうです。
右後肢のみパテラグレード1
歯は今回の手術で9本抜歯、これまでに欠損したものも含め15本抜けています。

最近の気候でお散歩にもすっかり慣れて、人間の横について良いリズムで歩きます。
静かな道は順調ですし、音、人、車、自転車なども気にならないタイプで、意外と物怖じしません。
最近はクン活や排泄もするようになってきました。
 
 
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お手入れは、ひざに乗せてブラッシングは静かにしています。
シャンプー、トリミングもじっとしています。
顔周りや口を触られたり、歯磨きは好きではありませんが指やシートでの歯磨きはだいぶ慣れました。
 
とてもおだやかで甘えん坊の可愛らしい子です。
人が大好きで、常に人のそばにそっといたい子です。
かといって、分離不安があるわけではなく、留守番ならそれはそれでひとりで過ごせたりもして、
良い意味であきらめの良い、手のかからない子です。

ただ、他犬との関わりや競争心がこの子にとっては良い刺激であり、遊んだりよく食べたりの起爆剤となっており、イキイキとした本来の明るい性格が発揮できるようです。

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良いお手本・相棒となる小型の同居犬がいるご家庭、
ひとりっ子ならばお留守番少なく出来るだけたくさんの時間を共に過ごしてくださるご家族さまからの応募をお待ちしております。

また、食事や健康面の問題をご理解いただき、じくり見守りながらサポートしてくださるご家族さま、出来れば小型犬の飼育経験者で、落ち着いた大人だけの時間的余裕のあるご家族を希望します。
高齢者のみのご家庭、小学生以下のお子様のいるご家庭には譲渡できません。 


☆日々の様子は Dog Shelter のfacebookで☆ Dog Shelter


※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

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