犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔2309P02〕トイ・プードル オス 推定7歳 体重3kg 【シルヴァン日記】 ❤ Thank you ♪ 家族ができました ❤ 

2023.08.01

シルヴァン.jpg


繁殖場からレスキューされた、推定7歳の男の子です。体高がありますが、保護時は体重約3.0kgとガリガリに痩せていました。本来なら4kg台が適正ですので、徐々に体重増加を目指します。
保護時の初期医療では、虚勢手術と併せ、歯の状態が悪かった為、7本抜歯、一部縫合処置しています。

こちらで預かりを始めて約3週間、現段階での紹介文になります。

 初日から数日は環境が変わって情緒不安定気味で、落ち着かず不安そうにあらゆる物音に吠えていました。日毎に慣れて、落ち着いてリラックスして過ごせるようになってきました。


とてもおだやかで可愛い子です。

彼の最大のセールスポイントは、なんといっても人が好きなこと。大人は男女問わず、目が合うと嬉しそうにシッポフリフリ寄ってきて、ペロペロ手を舐めたり、撫でられるのも好きです。でも、しつこくしたりはせず、撫でが終わるとすんなり引いていきます。
高齢者、子供とはまだ未接触なので、今後観察します。

セールスポイント2つめは、ごはんが好きなこと。
いつもはおだやかですが、朝晩のごはんタイムはウキウキして、準備している間も足元で熱い視線を送ってきます。
ごはんは早食いではなくよく噛んで食べます。
いまのところ、何をトッピングしてもよく食べ、お腹をこわすこともなく、ごはんを作る側も大変ありがたいです。
おやつも好きです。床置きか、手からも食べれるようになりました。

3つめは、周りにあまり左右されないこと。
他犬が居ても居なくても、環境に順応できるタイプだと思います。
他犬とは、相手にもよりますが誘われれば遊んだり一緒に寝ていたりもしますし、先住ちゃんがやきもちを焼くほど人間に主張をするほどでもなく、なんとなく立ち位置をわきまえていて、程よい距離感で過ごせます。
もし一人っ子でも、最初は戸惑いもあるかもしれませんが、家族の愛情を一身に受けるのも良いのかなと思います。
過剰に他犬または人間に依存するわけでもなく、基本的には気に入ったベッドなどでひとりで休んでいることも多いです。

まだまだこれからな点としては、室内でのトイレ問題です。
繁殖引退男子にしては、マーキング回数などは多くないと思います。ある程度溜めてから出すタイプで、1日の回数は5〜6回くらいです。
フリーにすると、家具などに足上げしてしまうので、現在はマナーウェア着用、タイミングをみてトイレサークルに連れて行き、排泄を促します。
サークル内ではだいたい決まった場所に足上げしたり上げなかったりです。
この習慣はだいぶ覚えてきました。ゆくゆくは自分でトイレにいってくれるよう、現在はトレーニング中です。
大に関しては、サークル外の決まったシート上でほぼ100%出来ます。

もう一つの注意点は、吠えがあること。
家の中の物音、窓の外から聞こえる声や音、テレビの音など、気になるものには吠える頻度は高めです。
声帯カットされており、声量は小さめですが、一度吠え出すと意外と吠え続けます。ニンゲンが注意するとハッとして止めます。
環境が変わった直後など、情緒不安定な時などは、吠えが多くなると思いますが、慣れと共に頻度はだいぶ減ったように思います。


抱っこがちょっと苦手で、ニンゲン側を向いて必死にしがみつくスタイルでしたが、だいぶ慣れて抱っこされるようになりました。抱っこ時はドタバタして、身体も細長く大きめなので、お子さんや高齢の方には危ないかもしれません。
また、顔、特に口を触られるのはいやがります。歯磨きは嫌いで、いまはペーストを口に入れる方法です。
ブラッシングは大丈夫です。

最近はお散歩も出来るようになり、外に行く楽しみを感じてくれるようになればと思います。
おもちゃや、ベッドをカミカミしたりと、ちょっとやんちゃな一面もチラホラしてきました。

現在、部屋にフリーにして過ごして、問題なしです。イタズラなどもありません。
非常時、入院などに備えてケージに入ってもらう時間も練習していますが、最初は落ち着かなくてもしばらくすると休んでいます。

おだやかながら、動きは割とすばしっこくすり抜けたり、人との距離感が近すぎるときがあり足元にまとわりついたりします。抱っこのドタバタもあり、動きと体格に対処できる、大人のご家庭が良いと思います。

これまでの辛い半生を取り戻せるような、愛情をたくさん注いでくださるご家族との出会いを待っています。
この子と過ごす時間を大切にしていただきたいので、なるべくお留守番の少ないご家庭を優先します。


☆日々の様子は Dog Shelter のfacebookで☆ Dog Shelter


※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

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