犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔2111G06〕イングリッシュ・セッター 推定9歳 体重15kg【ココ日記】

2022.08.21

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Coco new top.jpg


群馬県の愛護センターに収容されていました。
体の様子から繁殖犬として長年過ごしてきた子のようです。
基本的におとなしく控えめでとても素直な性格です。

人は男女問わず好きなようで、身体を撫でてもらうのが大好きです。
一度撫でると控えめに催促してきます。
ベッドに伏せている時に近づくとお腹をみせて(へそ天)甘えてきて、とても可愛いです。
基本的に甘えん坊ですが、まだ甘え方が上手くわからないような感じです。
高齢の方にも甘えますが、子供とは接したことがないのでわかりません。

撫で待ちcoco.jpeg sleeping coco.jpeg


他犬にはあまり興味がないようです。
1匹となら挨拶くらいはしますが、2匹以上になると怖がります。
もしかしたら同じような犬種と長時間空間を共有すると過去が思い出されるのか吠えかかってしまうことがあるかもしれません
他犬との接触は現在は短時間にしています。

年齢的に馬尾症候群からの骨の変形があり左後ろ脚が弱いです。
室内はできれば滑りにくい床がいいでしょう。
また階段昇降はできるだけ避けたいので室内のこの子の居住エリアは一階が望ましいです。

散歩は大好きで、早いペースでグングン歩きます。
鳥を見るのが楽しみのようで、一度居た場所は次から必ず通りたがります。
飛び立つまで、じっと止まって見ています。
鳥が居る間に移動しょうとすると頑固に動かないこともあります。
車やバイクなど気にせず、大きな音にも特に反応しません。

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左足の負担を考慮し急斜面は避けての散歩にしています。
朝とできる時は15時くらい、できない時は19時くらいに、一日2回それぞれ30分程度行っています。


Coco the look.jpg

散歩時の小は毎回8回くらい。
大は毎回〜3回します。
2回目以降は少し柔らかくなることがありますが、保護当時頃より随分硬めになってきました。
不妊手術等の術後から散歩を待てずに室内でもオシッコをするようになったので、現在は常にオムツをしています。
飲水量が多めでもあるので多飲多尿ですが、環境変化が原因かもしれず今後も経過観察していきます。
室内シートでできるように練習を開始するところです。

クレートは現在は常時使用はしていませんが、ずっとクレートやゲージで暮らしていたようですので再開使用は可能だと思います。
車乗車時は現在も問題なくクレートでできています。
お留守番は室内フリーにしています。悪戯などせず良い子で待っていられます。

ドアップcoco.jpeg


ぬいぐるみやオモチャには興味ありません。
チャイムの音にも反応しません。
時々クークーと鳴いたり、ご飯の前に待ちきれずワァオン〜とお喋りするくらいで吠えることはありません。

食いしん坊で何でも食べたがりますが、お腹が弱いのでドライフードのみをあげています。

夜は自分のベッドでおとなしく寝ています。
離れて就寝した場合は、起床時に側に行くとクークー泣いて喜びます。寂しいようです。
服を着たりオムツを付けたりなどさほど嫌がりません。

キッチンに人が居ると何度も近寄ってきます。伏せていることもあります。
日中一緒にいる時は、遊んで欲しいのか撫でて欲しいのか、何度もウロウロ歩いては近づいてきたりします。

保護当時乳腺の多数のしこりが点在していたため、不妊手術と左右列ともに乳腺全摘出手術をしてあります。
また顎下喉のあたりにもしこりがあり摘出しました、病理結果は全て良性でした。

現在お尻にしこりが1つありますこちらは高度医療の診察を受け、経過観察となっております。
継続的な検診が必要です。

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今までの犬生を体を酷使して頑張ってきた子ですがとても素直で愛しい性格です。忙しい賑やかな家庭よりも穏やかにのんびり暮らせる環境がよく寂しがり屋で甘えん坊なところから、先住犬の居ないご家庭で、時々撫でて甘えさせてくれるご家庭がいいかと思います。この子の全てを受け入れてくださるご家庭を希望します。

Coco yawn.JPG


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