犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔2108P06〕トイ・プードル オス 推定6歳 体重3.3kg 【ころすけ日記】 ❤ Thank you ♪ 家族ができました ❤ 

2022.02.15

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預かり生活5ヶ月経過しての追記

家人にはとても懐いています。
とくに、このコロナ禍で在宅ワークのおじさんとは共に過ごす時間も長く大の仲良しで、自分から甘え膝に乗ったり、遊びを仕掛けたりしています。

慣れて安心できる場所である家の中ではイキイキ走り回ったりして、本当に元気で素直な可愛い男の子です。
持って生まれた穏やかで気の小さい性質は基本的には変わらず、動作も何事も控えめですし、吠えもほとんどありません。(テリトリーである部屋に家人が入る時は吠えますが)
いたずらもありませんが、おもちゃ遊びもあまり興味がなく、好きな家人の洋服の金具とか靴下などをちょっとかじるくらいです。

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食欲は旺盛です。
以前は胃腸が弱かったのも、体が丈夫になったせいか消化機能も改善されたようで、療法食以外のフードを色々試すことができるようになってきました。
現在は体重も充分増えたので少しダイエットしています。

身体的に大きな問題もなく、皮膚皮毛もきれいですが、歯の状態はあまり良くないようで、保護時の初期医療でたくさんの抜歯とスケーリングをしてありますが、いま残っている歯も、今後更なる治療、ケアは必要になってくると思われます。

現在トイレはほぼトイレエリアで出来ます。シートにしていてもはみ出してしまうのを大目にみれば、90%以上の成功率です。

以前は多かった食糞ですが、頻度は減ったものの、人目のない時間にまだすることもあります。
大の排泄は朝、昼、夕、夜と1日3回か4回あります。
その為、留守番時間によっては家人が不在の時に排泄してしまう場合があります。

現在、留守番も、サークルは開けてリビングにフリーにしています。
その方が落ち着いてストレスなく過ごせるようです。
ほぼ、サークル内ベッドで寝て過ごしているようでイタズラもありません。
部屋の危険物やゴミ箱、食べものなどは片付けておくこと前提です。

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屋外は、だいぶ慣れたものの、にぎやかな場所や知らない人、犬、などにはまだまだ緊張しています。散歩も、スムーズに歩くことは出来ますが、外の空気や匂いを楽しむという余裕はまだ無いです。人に合わせて歩いたり走ったり、ひたすら合わせてついてきます。
犬同士の挨拶は、相手が穏やかな子なら大丈夫になってきました。
今のところ、まだ屋外での排泄は出来ません。

保護当初の、人馴れが難しく警戒心が強かった本犬が、半年近く経過して、今はすっかり人になついていること、むしろ大好きな人の側にいることに喜びを感じていることは大きな変化です。

預かり宅内のサロンのお客様にも度々挨拶に出ては抱っこしてもらったりが普通に出来る様になったのも進歩です。

もちろん、新しいご家族の元に迎えられた時は、慣れるまでの時間がどうしても必要であること、それをご理解いただいた上で無理せず根気良く、心を開くのを見守ってくださることが最前提となると思います。

ただ、一度気を許してしまえば、本当に家人に一途な甘えん坊の可愛い子です。

出来れば一緒に過ごす時間的余裕のあるご家庭、穏やかで臆病な性質を理解して接してくださる大人のご家庭、排泄の問題にも気長におおらかに向き合っていただけるご家族様に出会えることを願っています。


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繁殖場からのレスキューです。
保護当時は2.3kgガリガリでしたが、約3週間で2.6〜2.7kgに。適正体重は3kg前後かと思います。

これまで繁殖犬として限られた環境の中で、外の世界や人に会うこともない生活をしてきました。

預かり当初は緊張状態で、人間が近づくと逃げるようにしてサークルに走り込むような子でした。
抱っこなど触ることは出来ましたが、緊張で身体はカチンコチンでした。
ただ、当初から食欲だけは旺盛で、食事の用意をしていると、そーっとサークルから出てキッチンの方へやってきてソワソワしていました。

そんな感じなので、最初は、必要最小限=食事、排泄、マナーパンツなどのお世話をしながら、過剰にかまうことなくアイコンタクトや話しかけなど、なるべく穏やかに接していくうちに、環境にも人にも慣れて自分から近づいて来てくれるようになりました。

一度慣れてしまえば、行動範囲も広がり、部屋中を走り回ったり、その足取りもとても軽やかです。表情からは緊張感も消えて、だいぶキラキラとした良い顔になります。
抱っこも力が抜けリラックスして撫でられたりしています。
自分からやってきて前足でカリカリしたり、外出から帰ってくるとサークルの中で立ち上がって尻尾フリフリ喜んだり、人の足元にぴとっとくっついて座ってきたりと、甘えん坊で愛らしく可愛い子です。

そうなるまでには時間がかかるタイプですので、焦らずゆっくりと環境に慣れるのを見守ってくださることのできるご家庭を希望します。

性格的には臆病でおとなしい子ですが、芯は強い自立したようなところもあります。
逃げる時などはすばしっこく、なかなかつかまらないので、脱走や飛び降り、飛び出しなど、予期せぬ行動につながることもありそうですので、注意が必要です。
小さなお子さんのいるご家庭、高齢の方のみのご家庭には難しいと思います。

健康面では、保護時に歯周病で抜歯が13本と、年齢の割には歯の状態はあまり良くありませんでした。
小型犬には珍しくパテラはありませんでした。
尚、声帯はカットされております。
食事の要求や、人の出入りなどで吠えることがありますが、しゃがれたような声でハウハウ!という感じです。

食欲は旺盛ですが、以前の食生活からか、消化吸収があまり良くないのか、食べてもなかなか太れない体質のようです。消化が良く腸内環境を整えるフード、良質なタンパク質、野菜、ヨーグルトなど、体調、体重の管理観察は今後も必要と思います。

就寝時は1人でサークル内のベッドで静かに休みます。就寝時と留守番は練習も兼ねてサークル施錠しています。
いまのところ、問題なく静かに過ごすことが出来ています。
日中や人がいる時は、サークルは開けっ放しですが、だいたいサークル内のベッドか、家人の近くで休んでいることが多いです。
おもちゃなどにはいまのところ興味なしです。

預かり宅内のトリミングサロンに同伴出勤することもありますが、作業中でも足元にぴとっとくっついてきて危ないので、どうしてもケージインなど自由に過ごせない時間もあったり、色々な来客などが気になったり、あまりリラックスは出来ないようです。
落ち着かない環境だと特に排泄に関して我慢をしてしまうので、慣れた家で穏やかに過ごす生活がメンタル的にも体調にも良いようです。

他犬に関しては、フレンドリーに遊ぶというタイプではないが、決していやではなく、付かず離れず接しています。
先住犬の様子を見て振る舞っています。
出しゃばることはないですが、段々と距離感は縮まってきており、いても当たり前のようになってきています。
繁殖場時代はたくさんの仲間と過ごしていたのもあり、似たような大きさの穏やかな同居犬がいるご家庭なども良いかと思います。

トイレは、シートの認識がほぼ出来てきており、大小共にシート上にする意識はあります。
小は、ちょこちょこマーキングをするタイプではなく、1日の回数は5〜6回と比較的少なめですが、量はある程度溜めて出すタイプです。床に敷いたシート上、またはその上の壁タイプシートに足上げスタイルですが、たまにはみ出たり位置がずれることがあります。今のところ成功率80〜90%位です。
以前は人目のない時にこそっとしていましたが、いまは人がいてもするようになりました。

散歩は同居犬と一緒に練習中ですが、1人だとまだまだ色々な動くもの、人、音を怖がり、すぐに座り込んでしまいます。
バッグやスリングは嫌いではないようです。
車酔いもいまのところありません。

お手入れ、シャンプー、トリミングなどはとても良い子にやらせてくれます。
口や耳の中のケアも大丈夫です。爪切りは少し嫌いです。仰向けにお腹を出すのはいやがります。


現段階で思うことは、この子の少し臆病で人見知りな性質を理解し、新しい環境に慣れるまで、何事もじっくりと見守ってくださる大人のご家庭を希望します。
出来れば落ち着いた環境で、大好きなご家族と色々な楽しいことをたくさん経験していってほしいと願っております。
まだまだ若い男の子らしい、はつらつとしたキャラクターがきっと出てくると思っています。
慣れれば人は男女問わず大丈夫です。

 
 
 
尚、小さなお子さまのいる家庭、飼育初心者、高齢者様のみのご家庭
また日中のお世話が高齢者のご家庭には譲渡できません。

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☆日々の様子は Dog Shelter のfecebookで☆ Dog Shelter

※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

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