犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔2108P05〕トイ・プードル オス 推定5歳 体重2.9kg 【野陽太(のびた)日記】

2021.10.21

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少しだけ怖がりさんですが好奇心旺盛で適応力も高い子です
未経験な物事に出くわすと、初めのうちは全身で震えたり走ってクレートに逃げ込んだりとかなり怖がる様子ですが、大丈夫なことがわかると慣れるのがとても早いです。
保護直後はお皿の音が怖かったり、部屋にひとりになることも吠えて訴えることがありましたが、こちらが何をしなくともすぐに受け入れて落ち着きます。
なだめる必要はありません。過度に怖がらせないようにだけ気をつけていればほとんどのことはすぐに受け入れ慣れてくれます。

人にはフレンドリーです。
人は性別問わず好きですが、特に女性を見かけるととても嬉しそうに近づいていきます。
元気いっぱいの子供さんが前から走って近づいてきた時は少しびっくりしていましたが、自分から小さな子供さんに寄っていくこともあります。
他犬に対しては今のところ問題はありません。挨拶だけできたらその後はとてもクールです。お散歩中「他の犬がダメ」というわんちゃんにもこれまで何頭か会いましたが向こうから寄ってくるほど人気者です。

預かり宅に猫がいますが、良い距離感で過ごせています。
先住犬のいるご家庭も相性によっては同居可能です。

トイレ成功率は85%。
ほぼトイレを認識できていて、全く失敗しない日が多いのですが、失敗することもまだあります。
特にカーペットとトイレの識別がなかなか難しいようで、カーペットを敷くと失敗が続くため預かり宅ではフローリングで生活しています。
また、おしっこの回数が多い時で1日6〜7回と多く、なおかつペットシーツが汚れていると別のところでしてしまいます。

食べることが大好き。食べてはいけないものまで食べようとする時があります。
好き嫌いなくなんでも食べます。薬を与える時も全く手がかかりません。
ただし食べてはいけないものまで口にすることがあるのでその辺りは注意が必要です。
例えば食糞癖があり、以前は排泄したらすぐに食べていまっていました。今ではほとんど食べません。(時々留守が長い時など食べている痕跡はあります。)
植木鉢の土も舐めていたことがあるので届かないところに除けていた方が無難かと思います。

口に咥えるもので言うと、洗濯バサミや首輪につけているタグなど、小さなプラスチックも噛むことがあります。だいたいはうまく噛めなくて諦めますがサイズによっては丸呑みしないように気をつける必要がありそうです。
おもちゃはあまり興味がなくあそびません。

家で興奮している時は「ハウス」で待てます。
ごはんの準備中や、朝一や帰宅時など時間を置いて人が現れる時にすぐにかまってもらえなかったりすると、吠えてアピールすることがあります。
また、トイレを片付ける時には褒めてもらいたくて大興奮してうんちをかまわず踏んでしまいます。
そのような時は前もって「ハウス」といえばクレートの中に入り、じっと我慢して待っています。

吠えますがすぐに終わります。
何か訴えたい時に吠えることがあります。例えば慣れない環境でひとりになった時や、ごはんを準備している途中で人間が別の用事をしてしまい、ごはんをずっと待っているのに出てこないなどイレギュラーなことが起こった時。
ただ、こちらが何もしなくともすぐに吠え終わります。

お散歩は好きですが注意が必要な場面も多いです。
最初は慣れない外を怖がってほとんど歩きませんでしたが、最近ではリードやハーネスを手に持つと嬉しそうに近づいてきます。
お散歩中も尻尾が上がり、活き活きとした様子で歩いています。
ただ、十字路など、道が広がっていると立ち止まることが多いです。リードでコントロールしようとすると余計に固まってしまいます。
また、左目が見えていないためか例え小さくても段差は拒否します(特に降りることは出来ません)。

その他にも嫌がる場面が追々出てくるかと思いますが、嫌な時は突然力強く後ろに引くのでハーネスや首輪が抜けないようにくれぐれも注意が必要です。

お散歩よりもフリーで思いっきり走るのが大好きなようです。
預かり宅の庭では(小さな庭ですが)何往復も猛スピードで走っています。1日のうちでいちばんいい顔をしている時間のように思います。

日中はクレートやベッドでまったり過ごしていることが多いです。
どちらも落ち着く場所のようです。

ブラッシングや歯磨きなどの日常のケアは、あまり好きではないようですがゆっくり行うと大丈夫です。リラックスして眠る時もあります。
爪切り(爪を触られること)はかなり嫌がります(特に前肢)。

おなかが敏感です。
預かり当初、腸の状態が悪く便の量も回数も多くて軟便でした。
そのため十分に栄養が吸収できておらずかなり痩せていました。
現在はお腹にあっていそうな食事を1日3回に分けて与え、整腸剤や消化酵素を加えることで、便の状態はよくなっています。
おやつなど色々と別のものを与えるとすぐに緩くなったり回数が増えるので、今後も注意深く見てあげる必要はあるかと思います。

左目が少し濁っていてほとんど見えていません。
右目が正常なので日常生活で何ら支障はありません。ただ、距離感を掴むことが苦手で段差を嫌がったり、左目付近でおやつを差し出したりしても気づかないことがあります。

脱毛しているところがあります。
耳の付け根、後ろ足の下部や指の関節など、毛が全く生えていない箇所があり、全体的に薄毛です。
薄毛に関しては初めの頃よりは少し改善してきているのと、毛も長めにしていると特に目立ちません。

皮膚が弱めです。
全身が乾燥気味で、それほどひどくありませんが時々痒みもあるようです。保湿ケアと食べる物、環境に気をつけて現在様子を観察中です。

保護直後の初期医療で歯のスケーリングや抜歯は済ませましたが、そもそも歯の状態が悪いため
再度抜歯が必要となりました、また歯茎にできものが見つかったため現在様子見中です。


犬の飼育経験のあるご家庭で、お留守番時間が短め、お散歩でしっかりと犬の動きを見て俊敏な動きにも対応できる大人が飼育メインのご家庭が希望です。

お留守番の時間によっては食糞癖があるため、小さなお子様や高齢者、濃厚な接触を希望するご家庭には向きません。

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☆日々の様子は Dog Shelter のfecebookで☆ Dog Shelter

※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

里親様になられる事をご希望の方は、
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