本犬はまっすぐな性格で、甘えん坊で従順な子です。
現在、一緒に暮していてとても飼いやすい子だなと感じるのですが、少しだけ注意していただきたいことがあるのです。
人、犬、環境など、初めてのことが得意ではないので緊張で固まってしまったり、少し取り乱してしまうことがあります。お散歩の途中で苦手な刺激に合うと引きも強くなります。
人、環境に対しては、ゆっくりと慣らしていってあげると、しっかりと受け入れてくれます。
本犬の決まったスペースやクレートにいると落ち着くようで、大人しく過ごしています。
他犬とは同空間にいることは大丈夫ですが、遊んだり、くっついたりするのはそんなに好きではないようです。本犬の意に添わず近づかれた時には一喝、またそれ以上のアクションをすることもあります。黒い犬にも反応が強いです。
一番気を付けていただきたいことは、本犬の「イヤ!」「コワイ」の表現のなかに「咬む」表現があることです。頻繁にその表現が出るわけではありませんし、関係性ができている人には出ないのですが、こういう表現があることを忘れずに、油断せず丁寧に管理してあげる必要があります。
健康面は、快食快便でお散歩も大好き!なのですが、アレルギーがあるので食べられるものは限定されてきます。季節やアレルギー症状によって投薬が必要になることもあります。
また、左目の視野が狭いようで、見えづらい、焦点が合いづらいことなどが「咬む」につながっているかもしれません。動物病院の診察台が苦手なのですが、口輪を装着して床で診察していただければ大丈夫のようです。
トイレは外派で、概ね朝晩、マーキングをしながら排泄をするので、ゆっくりと時間が必要です。
テンションが上がったり、緊張状態が続いたりするとトイレが近くなり、朝晩以外にもトイレに出ることがあります。
以上のことから、中大型犬や、デリケートな犬との暮らしに慣れている方、お子様がいらっしゃらない(今後の予定もない)方、本犬と一緒にお友達や他犬との交流をイメージされていない方のほうがよろしいと思います。
色々と難しいことを並べてしまいましたが、本犬は本当に本当にいい子です。
必ず、最高のパートナーになってくれるはずです。
保護期間が長くなり、そろそろシニアの時期に入ってきますが、まだまだ本犬の新しい可能性、楽しみを引き出してあげられると思います。
この子のペースを温かく見守って、共に楽しんでくださる里親様をお待ちしております。
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※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は、保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。
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