先日(10月29日)、被災地から保護した犬のうちの3頭を連れ、福島県いわき市に行ってきた。
この3頭は、ドッグシェルターが保護団体PAKに所属していた際に里親会会場としてお世話になっていた鎌倉PETONさんにて預かりをお願いしていた子達。
3頭のうち2頭は大分以前に家族が分かっていて、連れて帰る日を待っていました。
丁度このタイミングでご自宅に戻れることができるようになったり、ペット可の仮設の抽選に当たったり、ご家族の知人宅にて預かってもらえることになったり・・・
犬と一緒に暮らせることができる環境のため、家族のもとに帰ることになった。
もう1頭のロッキーは、
つい2週間ぐらい前に仮設に配られていた保護された犬や猫のリストを1冊にまとめた冊子を見たご家族から「うちの犬では?」と問い合わせを頂き、多くの特徴の一致から、この子はロッキーにほぼ間違いない、あとはご家族に会ってみてもらうだけだろうっていう状態で、確認込で連れて行きました。
休みも入れて、片道約5時間。
途中サービスエリアで2度ほどトイレ休憩入れながら家族のもとに行ってきました。
最初はロッキーから。
午後12時過ぎに現地に着き、仮設近くでロッキー飼い主さんご家族(候補)さんと合流、案内で仮設場所へ。
車の後扉を開けて、ご主人に見てもらうと、
ハウスの扉越しにご主人が「ロッキー、ロッキ」と声を掛け、確認。
ロッキーは最初はきょと~ん。?、?といった様子。
鎌倉PETONさんからはロッキーは、「慣れていない人、初めての人にはお腹を出さない。ちょっと警戒することがある」と聞いていたのでご家族とロッキーの最初の対面は判断基準になると踏んでいました。
速攻ごろんですよ。
(写真右は今日のために新たにご主人が作ったニューロッキー家)
ご主人に撫でられてるロッキーの顔は、緩んでる。
「あっ、やっぱ君はロッキーだったのね。」
いい顔しているよ。緩みっぱなし。こりゃ間違いないと確信。
ご主人も「おぉ、ロッキー×2」と言いながらお腹をグイグイ触る触る、かき回す。
ご主人は一見とても落ち着いているように見えたけれど、話しかけながらグイグイ手荒に撫でるその様子から、嬉しいんだということが伝わってくる。
ロッキーが、もしご家族の犬でなかったら・・・
移動中はそんなこと考えていたんで、間違いないって分かったら、「ほっ」っとしましたよ、正直。
保護された犬や猫のリストを1冊にまとめた冊子から初めて分かったのが、ロッキー。冊子を作られた現地ボラさんに感謝。
ロッキーのご家族と挨拶をして、次の引き取り先にゴー!
②に続く予定。
☆家族が分かっていない被災犬の情報募集も引き続きよろしくお願いします!
●家族を探している犬
(家族を探している犬は残り1頭となりました。引き続きご協力をお願致します!)
①ミックス ♂ 推定2~3歳 体重 約18Kg 保護場所:福島県双葉郡川内村
☆身体的特徴
・中型短毛、耳は先端がちょっと折れている立ち耳
・頭のあたりがシベリアンハスキー風な色合い
・薄い茶色の模様があり、やせ型
・左前脚に結わかれていた痕がある
☆性格面などの特徴
・気が優しく、人が大好き
・他犬には反応しない
・お座り、伏せをしてからお腹をみせる。
・食欲は普通だが、ドライだけだと食べない
・たまに鼻をすする甘え泣きがみられる。
・車に乗ることに慣れている様子
○預かり家庭のブログ:http://peton.blog.ocn.ne.jp/adaptdog/