被災動物の救援活動を展開している緊急対策本部の物資近況について
緊急対策本部に届けられた物資の仕分けボランティアに連日参加したドッグシェルターの預かりさんブログ記事を転載します。
※緊急災害時動物救援本部
http://www.jpc.or.jp/saigai/index.html
※預かりさんブログの記事転載
http://satooyainu.blog.so-net.ne.jp/2011-03-26
さて、先日新しい家族が正式に決まった柴犬メスのなつ。呼び名はなっちゃん。
なっちゃんとご家族はトライアル中に東北関東大地震を経験しました。
期間途中にアフターフォローでトライアル中家庭に伺うことがあるんですが、その時に聞いた話。
なっちゃんは元々、明るくまったりと落ち着いている子。
余震が断続的に続く非常事態であるこのときでもなっちゃんは怖がるような様子もなく、いつもと変わらない。
リビングのど真ん中で(笑)べちゃっとしながら、穏やかに寝息をたて120%の脱力。
地震の後も普段通りに散歩を、ご飯を、家族に撫でてもらうのを楽しみにし、いつもと変わらないその様子でいてくれるなっちゃんの様子を見て、
「この子がいつもと変わらず、落ち着いてくれている。非常時だから不安になりがちだけれど、普段と変わらないでいてくれるこの子を見ているだけで私も落ち着いていられるんです。なっちゃんの天性の明るい性格やポジティブ鈍感力のおかげです。このタイミングで来てくれたことをこそご縁に感じている。」
ってご家族が話してくれた。
家族が持っている雰囲気や、気分に犬も影響を受けて落ち着いたり、落ち着きがなくなったりするけれど、
犬が持っている雰囲気で家族が落ち着いたり、穏やかになったりするんだなぁと、深イイ話だなぁと思いました。
お互いにいい影響を与え合う関係になってきている、「なつ」とご家族を見て、実はこの時点で、これはもう大丈夫だろうなぁと、この時確信してました。
トライアルが終わり、伺ったときの写真。
人大好き、出迎え盛大ななっちゃんは3分のカラータイマーが切れると、そのあとは本当にまったりさん。
書類の説明をしている間、カーペットと同化し、「保護色カメレオンドッグですね~」ってご家族と笑いました。