犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

ジャック?いや違うか?

2011.03.05

ミックス犬を見ると、
必ず考える、君は何犬種のミックスだろう??

昨日から一時預かりさん宅で預かりスタートとなったミックスのコロくん。
koro-b2.jpg
パッと見、
顔の中心、体の大きさからチワワ・・・
下半身の筋肉具合と、この垂直飛びを見るとジャックだろうと・・・勝手に想像。
いつもお世話になっている動物病院の獣医さんはコーギーじゃないかな~と。
そのため医療費明細書には「コーギーミックス」。

保護センターに収容される犬はほとんどが前飼い主からの情報がなく、一つの目安になるのが犬種。
目的(狩猟やネズミ駆除、番犬など)を持って特性が強いもの同士を掛け合わされてきたのが犬種。
どんなことに興味が強く、どんなことは苦手、嫌いって感じやすい、運動量の多い体育会系、それとも落ち着いた文系など特徴がでやすい。
もちろん、1頭1頭皆違うから、同じ柴犬でもスタッフドッグのようにツンデレクール女子もいれば、
omameburog-b.jpg
現在トライアル中の〔1101S01〕柴犬のように基本人間大好きフレンドりー女子もいる。
sirosiba-b0.jpg
今までどんな生活をして、飼われてきたかが性格には大きく反映されるので一概に犬種だけで判断するのは難しい。けれど、やはり大まかな特徴は出やすい。

犬種特徴は、保護する側にとっても、一時預かる家庭にとっても、迎え入れようと考えてくれる家族にとっても、
貴重な情報になる。
保護団体には1犬種を決めて専門的に保護している団体さんも多く有ります。
レトリバー、ジャックラッセル、ボーダーコリーなどのレスキュー団体があります。
この犬種をと決まっているなら、
その犬種専門の保護団体さんに問い合わせるのは家族にとっても犬にとっても大プラス。
なぜって、特徴やその犬種の本能特性、犬種ならではの飼い方のコツや健康面の注意点を知っているし、教えてくれます。
BORN(ボルゾイレスキューネットワークジャパン)さんは、
名前の通り、ボルゾイを専門に保護活動をする団体さんです。
この前、ちょろっとスタッフの方と話した時に、ほっほ~、なるほどと思ったのが、
特徴として家の中では超がつくぐらいのまったりさん。散歩も基本的にはてくてく歩く。
ただ猫や小動物系を発見した時のそれはそれは爆発スタートはすごいらしい。
リードを持つ人が先に気づいてグッと踏ん張っていれば大丈夫だけれど、気づかないときに爆発スタートされると、思いっきり引っ張られて転んでしまうことがある。
そんなボルゾイレスキューさんの話しっぷりには経験からくる余裕が感じられた。
が、そんなスタッフさんが力強くいっていたのが、ボルゾイの抜け毛は家庭飼育でのハードルだそうです。
スタッフはボルゾイと暮らしたことがなく、毛のことはやっぱり一緒に暮らしている人だからこそ気付く点ですよね。話聞いている間、へ~、へ~の連続でした。
犬は皆同じと思うかもしれませんが、
そんなことはなく、犬種によって注意点や飼い方のコツはホント違います。
日本人、アメリカ人、フランス人、ブラジル人、韓国人などなど、
気質、文化、生活スタイル、歴史、特徴が合って皆違いますよね。
犬種の違いは人間でいえば、国籍の違いに近いのかも。

おっと、抜け毛といえば、これこれ(笑)。

飼いたいと思っている犬種があれば、
その犬種の特徴や犬種本能、特性、出やすい性格などを犬種図鑑で調べてみるのもとおもしろいし、
それが家族の生活のスタイル、家族のタイプに合いやすいかどうかの判断材料にもなるので一石二、いや三鳥です。

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