犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

トライアルに行く前に・・・

2010.03.02

一昨日はトライアルに行くことになったスピッツMIXのロビンソンを預かってもらっていたペットサロンWISHさんにて、トライアル前のシャンプータイムに同席させてもらった。

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ロビンソンは、トリミングや爪切りが大の苦手。
やってはいけないんだろうなぁと分かっていても、嫌いなものは嫌いで、ガブっと噛み付こうとする。

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保護犬を引き取る前に、性格適性テストをする。
犬にとっては噛む、吠える、鳴く、ってごく普通の行為だけれど、
家庭で人と一緒に生活する中では犬にとって普通の行動が、ときに生活を共にすることを困難にする。
もう一度家庭に入ったとき、家族にとっても過剰な無理が掛からないで楽しく一緒に暮らせていけるかどうか、その犬の性格やタイプならどの家庭で一時預かってもらうのに向いているかを判断するため。

でも、テストはテスト、100%は分からない。
この犬は家庭に入るとこんな感じになるだろうなと予想が立てられるぐらいのもの。
テストをし、引き取りをした後に難しい行動が出ることもある。
ロビンソンも普段は人に触られるの大好きで、
自分からお腹出したりするんだけど、やっぱり爪切りやらトリミングがダメ。
ロビンソンからすると、「ダメなものはダメなんだよ!」って大いに主張している感じ(笑)
トリミングが終わったあと、普通にコミュニケーション取るとまたケロッとしているしね(笑)

ロビンソンのトリマーさんが、
爪切りから始まり、指間の毛を刈り、全体をブラッシングし、シャンプーし、乾かして・・・
整えのカットをしてくれている間、私はじーっと覗き込んで見ていた。
爪切りはこうしたらやりやすくて、この角度でもつとロビンソンが怒りやすいとか、
エリカラをつけたほうがいいときと、つけなくても問題ないときとか、
整えのカットをするときのカットをする側とは反対の手の使い方次第でカットが楽になるとか、
他にもいろいろ沢山。
途中、ロビンソンがムキムキーってしても「なに怖い顔してんの~、その顔可愛いよ」って
ロビンソンの変化にも感情が高ぶらず穏やかに接しながら淡々とハサミを動かすトリマーさんにスゲーなって思った。さすがプロだなって。ロビンソンもムキムキしても効果ないし、降参(笑)って感じでした。

ロビンソンをトリミングしたり、爪切りをしたりするときのコツは、
何度か噛まれながら、こうすればどう、これではどう、っていう風にスタッフさんが身をもって見つけてくれたやり方。
全部ではなくても、次のご縁先でトリミングをしてもらう際に「このときだけはエリカラ付けてやって下さい」
って伝えられるなぁ~。トリミング最中、じーっと見ながら都度思うままに質問していたスタッフを嫌がらないで丁寧に答えてくれたペットサロンWISHのトリマーさんに感謝。

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バシッと決まったロビンソン。この記事がアップされる頃にはお試しトライアル中。
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