犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

自分の肢で歩く

2008.11.08

歩こうとしない犬。

保護犬の中には、
散歩中に歩こうとしない犬がときどきいます。

特に多いのが小型犬で、抱っこ散歩に慣れすぎていて自分の肢では歩きたがらない犬。

経験が少ないから怖い、動かなければ抱っこしてくれる・・・

犬には犬の歩かない理由はありますが、
食べ物や好きなおもちゃなどは使わず、最初から自分の肢で歩かせます。

今までの癖が残っているからすぐに立ち止まろうとしますけど、
こちらはお構いなく、とにかく自分の肢で歩かせます。
もちろん犬の様子、状態を見ながらですが、
1時間もするとだんだんと止まろうとする間隔が開き、自らの肢で歩いている時間が増えていく。

不思議と歩くようになってくると最初はおどおど、しぶしぶ、重心が後ろに掛かりながら歩いていたのが、
犬の表情も姿勢もキリっとして、堂々と歩いてくるような気がします。

乗り越える手助けだけしてあげれば。

犬の柔軟性や何かを乗り越える力にはいつもびっくり。

kyorobro-b.jpg
ドッグシェルターにて近く里親さん募集をするヨークシャーテリアです。
最初はすぐに立ち止まってはこちらの顔を見上げていましたが、
いまでは足取り軽やか(笑)、
苦手だった階段の上り下りも大分さまになってきました。

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