Dog Shelter | ８月２８日（土）駒沢里親会　

犬のしつけインストラクター（有資格D.I.N.G.O認定）が、適正テストを行ったのち、自宅にて1～２週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

８月２８日（土）駒沢里親会　

2010.08.30

８月２８日（土）は２ヶ月ぶりの駒沢、ドッグライフデザインさんにて保護犬譲渡会。

２ヶ月前の駒沢譲渡会のブログにも「蒸し暑さがずしりと感じるこの時期」と書いてあった。
今年はホントに溶けるくらい暑いですね。寒いの嫌い、暑いの大好きなスタッフの里見ですが、今年はもういい！ってくらい暑いのが長い気がする。ドッグライフデザインさんの店頭には、涼！

時間は１３時～１６時だったんですが、これは失敗でした（＞＜）。時間をずらして夕方前くらいの少しは涼しくなる時間から始めるべきだったな～、１３時頃は人通りすらなかったです、が～ん。
雨が降っても困りますが、カンカン照りも困る。少～し曇っているくらいがいいんだけれどそんなうまいこといくこともなく。それでも１５時を過ぎてぐらいからチラ、ぐらいには犬達に会いに来てくれた方がいたのでホッ。

ではこの日参加した保護犬を紹介！
①おなじみ、黒ラブラドールのしんたろう、どこいってもまったりで、この日もずーっとまったりしていたかなぁ。

②ミックスの小町。和犬が入っているであろう小町は和犬らしからぬフレンドリーさ、が売りの小町ですが、人も犬も沢山の状況で普段のハイパーぶりは影を潜め、しんたろうを真似したのか同じくマッタリモード。

遊びに来てくれた卒業犬、青木すみれちゃん（すみれちゃんは以前、小町の預かりさん宅にて保護していました）のパパママさんとこれまたまったり挨拶。

③人が大好き、犬も好き、ダックスとおそらくキャバリア？のミックス、おくら。人大好きっこですが、来る途中車酔いしたおくらはこれまたいつもの元気は出せずでまったり。

④生後８０日を過ぎて譲渡会初参加、Ｍ・ダックスフントのおっとりタケルとはっするリリー。

途中、遊びに来てくれた卒業犬、依田じゅじゅちゃん（Ｍ・ダックス）は子犬に優しく大好きということで同じサークル内に入ってもらうと子犬達も喜んでじゅじゅも喜んでました。じゅじゅはシニアドッグ、子犬を育てた経験もあるのかもしれないですね。元々持っているであろう穏やかな性格に経験を重ね年齢から来る落ち着きもあり、とーってもいい子なのだ。ってご自宅ではハッスルしているのかもしれないけれど(笑）
シニアの年齢に達している犬達は新しい家族を見つけるのにハードルがやっぱり高い。
一緒にいられる時間は若い犬と比べ短く、足腰が弱くなり介護や生活上の補助、病気のリスクも若齢犬と比べてしまうと当然高い。
でもシニアドッグを家族に迎える大きいメリットもあります。
年齢から来るなんともいえない落ち着きとやわらかさ、運動必要量が落ち、角が取れたかのような穏やかさがあります。一つ屋根の下で暮らす上でネガティブな要素に負けないくらいいい面ですね。でもスタッフ里見は自分の責任でシニアドッグを家族に迎えたことは無いので、う～ん、説得力が無い。
シニアドッグの魅力を伝えられるのはやはり一緒に生活をした人じゃないとか・・・

動物愛護相談センターに行き場所が無くて収容される犬のなかにも多くシニアドッグがいます。
シニアドッグも多く引き取ってあげたいと駆られることがあります。が、現状ドッグシェルターではシニアドッグは１頭をキャパシティにし、シニアドッグに新しい家族が決まれば新しいシニアドッグを１頭引き取ると考えています。
どうして？
シニアドッグは新しい家族を見つけるのにとても時間が掛かることが多く、シニアドッグを沢山保護すれば送り出してあげるまでの時間も多く掛かり、その間は自動的に他の犬を保護センターから引き出して上げられない。
ドッグシェルター全体のキャパシティは常時８～９頭、１頭決まれば保護センターから新たに１頭を引き取ります。
数の考えには興味が無いけれど、シニアドッグを１頭保護する間にもう少し若い犬であれば２頭３頭と引き取り、送り出すことができるとも考えられる、悩ましいところです。
シニアドッグの中には本当に性格が丸く、穏やかで飼育しやすい子も沢山いるから、
ネガティブを飛ばしちゃうくらいのポジティブな面を多く伝えていければちょっとは変わってくるかなとも思います。
じゅじゅにしても、しんたろうにしても基本、超ポジティブメンタリティドッグですから(笑）
環境に抜群に影響される生き物であるんだけれども過去、未来に囚われず現時点が楽しければ全てオッケーな生き物であることは、犬のステキなところですね。

で、話戻って子犬２頭は遊ぶだけ遊べばあとは・・・