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有資格(JKC認定ドッグトレーナー、日本警察犬協会認定公認訓練士)のトレーニングスタッフが、適正テストを行ったのち、自宅にて1、2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔1004Q01〕 ちわわ メス 推定1歳前 体重1.7kg【thank you 新しい家族が決まりました!】

2010.05.01

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生後1歳未満(推定11ヶ月弱)になるちわわです。前飼育環境ではケージ管理を常時されていたため、
ケージ内で独りでいること、留守番は全く苦にならず落ち着くといういい面、逆に外の散歩や親、兄弟以外の他犬と接触機会が少なかったため慣れていない事(散歩、他の犬)などはとても苦手で怖がりさんな面とあります

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散歩はまだバッグ散歩、公園など安全で広い場所に着いたらリードつきで下ろして歩かせてみる。という形で少しづつ慣らしていっている状態です。リードで引っ張られる間隔にも慣れていないので室内でリードを付けて歩く練習から始めるぐらいのレベルです。
トイレがシートでできること、ケージ内で独りでいれること、室内を走り回って発散もできるので、
外環境、散歩は少しづつ慣らしていっても問題ないでしょう。
基本的には人大好きの明るい仔です。男の人に慣れるのは少し時間が掛かるようですが、尻尾を振って喜ぶようになります。経験不足から外などの慣れ親しんでいない環境では全く自分を出せず、がたがた震えるだけですが、預かりさん宅などなれた室内では活発に走り回り遊び転げます。
室内と外では待ったく別の犬かと思うほどです。

両後肢関節に異常があるようです。普段の歩き方が後ろ足を曲げずまっすぐなままチョコチョコと細かく歩きます。走る、飛ぶ(ソファーなどに)などのときは見た感じは普通に関節に異常がない仔と同じように動き回っているように見えます。歩く、走る、飛ぶの行動で本犬が痛がっている、不愉快感がある様子は見られません。預かりさん宅先住犬と遊び、走り回っています。

関節、歩き方について現時点で分かっていること
病院で診てもらった際、レントゲンでは股関節の入りはしっかりと入っており問題はありませんでした。触診にて両後肢の膝関節が外れやすいことが分かり、症状4段階のうち現在2段階の判断です。
また触診で痛がる2箇所(背中、左後肢股関節)があり、何らかの理由で神経が圧迫されてそこを触ると痛がっているのかもしれない可能性があるし、一過性のものかもしれないため痛み止めの薬を飲ませてみたところ次の診察時には触診で痛がりませんでした。
そのため一旦薬を抜き、それでも痛みが出ないようなら神経系の問題ではなく、
上記にある先天的な関節の異常の可能性が高くなるとの見解です。

神経系のことを調べるためにMRIを撮る事も検討しましたが、①全身麻酔が小さい身体には高リスクがある②初回触診にて痛がった2箇所について、薬を抜いて次回診察時に痛みが再度出ないようならば痛がった2箇所は神経系の以上ではなく一過性のものであると判断できるため経過を見ている。
①、②からまずはこのまま様子を見ながらということになりました。

手術という手段については③手術をしたから完全に治る保障がないこと、
④現時点で本犬自身は歩く、走る、飛ぶ行動に支障なく、痛みや不快感を感じることなく、生活上問題がないこと③、④からこのまま経過観察をすることになりました。
将来このまま痛みが出ずに暮らせるかどうかは予想が出来ないそうです。
後肢の状況については何か詳しく分かり次第アップいたします。

【後肢に関して、5月1日現在分かっていること】
触診にて痛がった2箇所は鎮痛剤を服用1週間後の再診で痛がる様子がなかっため、
薬を抜いて様子を見ることになりました。その1週間後の再診でも同じく痛がる様子がなかっため神経を圧迫しているなどの異常はなく触診の痛みは一過性のものであるとの診断。

現時点で歩き方がぎこちないのは、人間で言うX脚やO脚のような角度ついている可能性もあるからでは、との診断でした。
将来、痛みが出たりした時点でまた診察をすれば良いでしょうとの事です。
痛みが出てくる子もいれば、まったく痛みが出ず、最後まで生活に問題なく過ごせるケースも多くあるとのことです。
手術に関しても以前と同じで、現時点で問題なく生活をし、歩く走るなどもでき、本犬自身も痛み、不快感を感じていないことから今手術をするのは早急すぎるとのことでした。現在は通院は必要がなくなり、このまま様子を見ていき必要であれば診てもらうことになりました。


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・食べることについて、
食べ方にむらがあり、残すこともあります。
食事の準備には特に反応は無く吠えて要求する様子はありません。おやつは大好きです。
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・お手入れについて、
ブラシは嫌がりませんが、涙を拭こうとするのをとても嫌がり、身体を振って逃げようとします。
ムキムキすることはありません。
撫でられるのは大好きで、身体の何処を触っても嫌がることはありません。


・オモチャ遊びへの興味、遊び方について
おもちゃにはあまり興味がない様子、
ぬいぐるみのプラスチックの目や鼻をかじって取る事が今一番大好きな遊びです。

・トイレについて
今現在ケージ、サークルの中では100%出来ますが、ケージの外ではほとんど失敗しています。
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・ケージ、サークル内での様子、留守番の様子
ケージの中が一番落ち着くようです。眠い時は自分からケージに入って眠ります。
預かり当初、家の中の事、配置があまり判っていない時に自力でケージも戻れなくなり、
不安で狭い所に入ろうとしました。前環境経験から狭いところにいるほうが落ち着くようです。
トライアル先などにて環境が変わった際は狭いところなどは最初から入れないよう環境を整えておいた方がよいでしょう。眠くなって来たらケージに誘導してあげるとすぐに入ります。
夜、留守番の際なども吠えることはなく、大人しく独りで過ごすことは得意です。
出かける用意をしていても後を追うようなこともありません。

・環境への慣れ、吠え具合について
限定された環境での経験しかなく、慣れていない、初めてのことには怖がります。
預かり当初、2~3日はケージの中で外の様子を観察して、徐々にケージ、サークル外に出ることが出来るようになりました。預かり宅先住犬と遊びたい時に吠えますが、その他はほとんど吠えません。

・他犬とはどうか
他犬との付き合い方はうまいです(家の中限定)
預かり宅先住犬のことが大好きで、朝ケージから出たら追いかけっこをして、
じゃれあうのをとても楽しみにしている様子
です。
ただ、ケージの中ではかなり強気で、傍を通るジジとすももを威嚇します。
慣れ親しんでいる自分だけの安心スペース(ケージ内)にいるときはその場所を守ろうとします。家庭生活経験が不足していて怖がりさんだからこそ、自分だけの場所は守りたいという気持ちでしょう。

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怖がりさんの部分があり、特に外環境、散歩は時間をかけて慣れさせていく必要があること、
また両後肢にハンディがあるためその点も十分にご理解とご検討のうえ、お問い合わせ、ご応募を気長に待ちたいと考えています。宜しくお願いいたします。

☆現在一時預かりさんのお宅で保護しています。
○預かりさん日記:http://blog.livedoor.jp/koumenootomodachi/

※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は、保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

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