アフターフォロー等の都合上、里親さんは基本的に東京・神奈川など、活動拠点近郊の方に限らせていただきます。ご了承ください。
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有資格(JKC認定ドッグトレーナー、日本警察犬協会認定公認訓練士)のトレーニングスタッフが、適正テストを行ったのち、自宅にて1、2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔0911T01〕 イングリッシュ・ポインター オス 推定2才 体重22.0kg(4月6日、写真紹介文の追加と変更)  

2010.04.06

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都市部ではなく、山間部で保護されたことや犬種の特徴から元々は猟に使われていたと推測できるイングリッシュ・ポインターです。猟に使う犬は仕事をするときの意欲を引き出すために食事はとても少なく抑えられていることが多いそうで保護当時とても痩せていたことからも猟犬であったかの性があります。保護後確実に体重も増え、保護当時と比べ6kg近く増えました。

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全体的に穏やかな性格をしています。人に対しては前環境から予測すると多くの人と接触を持ってきた経験には乏しいようで慣れていない人から積極的に挨拶に来られるのは苦手で腰が震え、後ろに下がります。が、本犬から近づいてこれるまで、人が待ってあげることができると少しづつですが、鼻先を近づけて匂いをかごうとするなど自分のペースであればコミュニケーションを取ることができるようです。その様子を見ると経験不足なだけで、人から嫌な経験などは受けていなかったのではないかと思います。

その後預かりさん宅にて、少しづつコミュニケーション練習を重ね、今では預かりさんご家族に自分から甘えるしぐさを出したり、リラックスするようにどんどんなってきています。
預かり宅ではなく、外に出るとまだまだ怖がりさんが顔を出しますが、外でも何度か行ったことのある場所(里親会場)ではすこしづつ落ち着いて人と挨拶を取れるような様子も見られてきています(4月6日現在)。
慣れてきた人には自分から甘えるしぐさを出し、本犬には全く悪気はありませんが、前足をかけようとすることもありますので本犬の大きさから考えると幼児のいらっしゃるご家庭は注意が必要です。

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犬種の特徴である、鳩や猫、鳥に対して本能から過剰に反応し、追いたてようとする行動は現在のところほとんど見られず、目で追うような様子も見られません。
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都市部での生活に慣れていないため本能を出す余裕がないという点を考慮すると生活環境に慣れてきたときに鳩や猫などに反応を示し出す可能性もあります。今後も観察が必要と考えています。

とても痩せているため食べることが大好きなのですが、
食事中に手を出したり、取り上げるそぶりをしても怒るような様子は見られません。
経験不足から尾、耳、足先、体を触られることはまだまだ慣れていませんが怒るようなことはありません。好きな食べ物を使いながら少しづつ慣れさせていけば全く問題ない程度と考えています。

他犬には、外で会う犬に対して関心を示し、積極的過ぎず穏やかに挨拶を交わせます。
今のところ匂い嗅ぎで満足するようでそれ以上遊びに誘う、誘いにのる様子は見られません。
とても積極的な子は少し苦手なようですが怒るような様子も見られません。

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→ 預かり宅の同居犬とは、とても仲良くなり、引っ付いて寝たり、犬同士ジャレて遊ぶ様子も出てきました。 ただ、小型犬でチャカチャカと活発に動くタイプの犬には反応し、獲物と思うのか追いかける様子も少し見えてきました。落ち着いたタイプの小型犬には反応しません。本犬の大きさから考えると小型犬でチャカチャカタイプの先住犬がいるご家庭は向いていないかと思います。(4月6日現在)

前生活環境と現在とは全く違い、都市部を歩く経験はなかったようで、自動車、自転車、台車、大通りも含めてまだまだ都市部散歩は苦手です。今現在は往来が少ない裏道を主に散歩して少しづつ慣らしているところです。自転車や車などが来るとき、横道や道脇に逸れることができるときは車両が来る前に移動して少し離れたところでやり過ごすようにすると大分落ち着いてやり過ごすことができ、本犬も少しは余裕があるのか「じ~っ」と見て観察している気がします。
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その後、家の近所の散歩コース、近くの公園などには少しづつ慣れてきていますが、
まだまだ少しづつ少しづつ、といった感じです(4月6日現在)

預かり宅で練習し、トイレは室内でシートでウンチ、オシッコをできるようになりました

ぬいぐるみオモチャの一人遊びや引っ張り合いっこ遊びは大好きなようです。引っ張り合いっこをしているときは尾が楽しそうに揺れます。

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フカフカベッドなど居心地のいい環境作りをしてあげると本犬も落ち着き。留守番、夜の就寝もある程度のスペースの中で静かにしていられます
ベッドを置いての車移動を現在練習中です(ハウスでの車移動はできています)。

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保護後、現在までの様子から仕事をする猟犬には向いていない性格気質だったのでしょう。が、逆に考えると都市部の生活スタイルに慣れれば家庭生活にとても適しているともいえます。大型犬であり、まだ若くこれからの犬であること。運動量が必要であること、慣れてきたとはいえ環境が変われば家族と共に家庭の中で生活をすることを再度、少しづつ慣らしていく必要があることを十分に考慮して頂ければ、家族にとって大切な存在になると思います

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☆現在一時預かりさんのお宅で保護しています。

○預かりさん日記:http://satooyainu.blog.so-net.ne.jp/

※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は、保護預かり先にて愛情を受け、生活が落ち着いてくると、もともと持っている性格、特徴が出てくることがあります。
応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面をご確認くださいますと、ご家族の生活スタイルや家族構成、住環境に合っているかいないか、相性の判断材料になります。

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