既にシェルティほどのサイズがありますが、頭の中はまだまだ赤ちゃんのボルゾイです。
抱っこが大好きで、膝の上で眠ってしまうこともしばしばです。
しかしながら、全体的な性質の印象は、人間は大好きでも、甘えん坊で依存的というよりも、むしろ独立心が強く、自分で考え、はっきり主張してくる犬に育つと思います。
メリハリのある一貫した態度で接しつつ、飼い主側から積極的に関わっていっていただきたいタイプです。
犬に大しては、さほど強い関心を示しません。ご挨拶も上手にこなしますし、
慣れてくると一緒に遊びますが、時々態度が生意気さんになります。
保護当時はかなり痩せていたこともあり、いつでもどこでも、食べ物を探してばかりいる子でした。そのためか、他に関心があるものがない時には、すぐに片づけないと食糞してしまうことがあります。
預かり家庭での生活スタイルは、基本的にサークル生活をしており、目が覚めてトイレを済ませた後に、サークルから出て部屋でしばらく遊び、遊んだ後は再びサークル内で休むというサイクルにしています。
安全面などを考えると、譲渡後もサークル等での飼育から始め、少しづつに部屋での自由時間を延ばしていっていただきたいのですが、目の届かないとき、留守番の時には、安全のために一生サークルかクレートをお使いいただくことを希望しています。サークル等はお試しトライアルの時点でご準備いただきます。
犬種的特徴として動くものを追いかける性質を強められて作出されていますから、ターゲットを追って一瞬で数百メートル先へ飛んで行くこともある犬です。普段はゆったりと、むしろ「草食系」の性質をしているため、この落差に振り回される犬種初心者のご家族は少なくありません。
感受性が高い犬ですから、きちんとダメなものはダメと抑制を入れながら育てていくと、小柄な女性でも十二分にコントロールができる犬ですが、本来は、成人男性の両足を簡単に宙に浮かせるほどのダッシュ力を持つ犬種です。
また6ヶ月齢を過ぎていますが、前環境にて人との接し方や家庭生活のルール、食事健康面も含め、十分な機会を得られていなかったようです。心身共にこれから家庭生活を学んでいく子犬であり、良い方向へも、悪い方向へも、どちらにでも伸びる余地がたくさんあります。
大型犬の最初の1年間は一生を左右する大事な期間ですし、犬種特徴、体格(これから体重とスピードが増加していきます)も含め、十分な運動量が必要となり、ご家族にとってかなりの労力とご覚悟ください。また「安全に遊ばせられる場所」として例えば、180cm以上のフェンスまたは塀に囲まれた敷地をお持ちのご家庭ですとこの犬にとってはよい環境でしょう。
※可愛いからだけでは飼育できない犬種です。犬種、大型犬に対する知識と経験があり、十分に時間と手間をおかけいただけるご家族からのお申し込みをお待ちしております。
※事故防止など考えると、小型犬や華奢な中型犬、小さいお子様やご高齢者がおられないご家族様にお願いしたいと考えております。
☆現在一時預かりさん宅にて保護しています。