野良生活から保護された子犬で、生まれてからこの月齢まで人間と触れ合う機会がなかったため、一般的な仔犬と比べるととても怖がりさんです。
人間が嫌いということではなく、未経験から怖いと感じてしまいやすいのです。
野良生活をしていた犬の特徴として、
○人に対して自分から近づくのは苦手で、急に触られたりすると逃げようとしたり、抱っこされると怖さからウンチ、オシッコが出てしまうことがあります。
→ その後預かりさんの元、家庭生活をしていく中で人、環境にもかなり慣れてきました。
まだ初めての人や外での散歩は怖いようですが、預かりさん宅では表情も豊かになり、いろんな面を見せてくれるようになっています。活発な一面も持ち、遊び、いたずらをするくらいの余裕はでてきました(10月24日現在)
○狭いところ、端っこなどにいることが落ち着くことが出来、人に頼る様子がなく独りでいることが得意。ハウスに静かにいること、留守番などがとても得意。
○人に対して声で要求をするということを知らないため、要求鳴きなどがあまり出ない仔が多い。また吠える行動全般をほとんどしない仔が多い。
といったことが挙げられます(個体差はあります)。
一見、家庭生活に向いていないように思えますが、
まだ頭が柔らかく、いろいろなことを受け入れることができるこの時期(社会化期)から家庭生活を送ることが出来れば十分に人にも、家庭生活にも慣れてくれます。
怖がりさんであるという、基本性格を変えることは難しく慣れてくれるまでに沢山の時間が必要ですが、
反面、野良出身の仔犬は警戒して吠える、要求して鳴くということがほとんど出てこないことが多いため、
室内で飼育する上ではとても飼いやすい面もあるといえます。
家族が飼えれば尻尾をフリフリで向かえてくれ、呼べばどんなときでも一目散に近くに来てくれる。犬とそのような生活を望まれるご家族様には向いていないかもしれません。
家庭生活に慣れるまで時間は掛かりますが、この子達の特徴を踏まえ、じっくりと時間をかけて向き合ってくださるご家族様ですと一緒に生活することがなによりいとおしいもになるのではと思います。
トイレは トイレシーツで殆ど済ませるよう練習中です。
現在、シートの悪戯が始まっているのでトイレ後にすぐシートを片付けて様子を見ています。
→ その後いたずら防止用トイレトレーにて、トイレを済ませるようになりました(10月24日現在)
寝る前にトイレを済ませておけば、夜はハウス内で6時間弱ぐっすり寝ることができるようになりました。ハウスを汚すこともありません。
経験不足から体を触られることには慣れていませんが、抱っこをしていると数分で落ち着き人の腕の中でウトウトとするくらいまでには慣れてきています。
他犬とは問題なくコミュニケーションを取れます。
野良の特徴として先住犬を通して真似することで家庭生活や人間にもより早く慣れることがあります。
そのためできれば多頭生活に適性のある先住犬がいるご家庭にお願いできればよりこの仔たちも早く家庭生活に馴染めると思います。
10㌔を超える程度になる可能性がありますので10年以上をともに過ごすことをよく考えてご応募くださいますようお願いいたします。まだ子犬ですので、小さいお子様のいるご家庭はあまり向いていないかもしれません。
主治医と相談の上、5カ月を過ぎて避妊去勢手術予定です。
○預かりさん日記:http://blogs.yahoo.co.jp/sayumokumokuy5689
※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は、保護預かり先にて愛情を受け、生活が落ち着いてくると、もともと持っている性格、特徴が出てくることがあります。仔犬は日々、成長と変化をしていきます。
応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面をご確認くださいますと、ご家族の生活スタイルや家族構成、住環境に合っているかいないか、相性の判断材料になります。