犬のしつけインストラクター(有資格D.I.N.G.O認定)が、適正テストを行ったのち、自宅にて1~2週間犬を観察をしたうえで、紹介文を書いております。性格、犬種特徴、トレーニング状況、家庭犬適正などを考慮しています。

〔2009P04〕トイ・プードル メス 推定6歳 体重3.4kg 【つぶあん日記】

2020.09.13

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ブラウンの毛色が綺麗な、可愛いらしい子です。
まだまだ家庭犬としてケアを要する子で特に人馴れのための練習をしているところです。
慣れてくると女性には自ら近寄る様になりますが、男の人は苦手なようで自ら近寄ることはありませんが抱っこなどはなんとか受け入れます。
まだ人は苦手でも犬が大好きなので、慣れるまでは犬を頼りに行動します。

ずっとケージの中での生活でしたのでクレート内が安心するようで、場見知りをするのではじめはなかなか出て来れず、クレート内からジッと人間の動きを観察しています。
最初5日間くらいは、ごはんとトイレ以外殆どクレート内に居て、出てくる時も先住犬と同じタイミングを狙っていました。観察力が鋭いです。
 
おトイレは大小共に1日2〜3回。小は回数が少ない分1回の量が多いです。
シートを広く敷いているせいもありますが、1度も失敗はありません。
シートの認識は充分にあります。

大を放置してしまった時に1度だけ大にイタズラしたことがありますが、すぐに口にしようとしたりはしないので、すぐに片付ければ問題ないと思います。
クレート内ではトイレはしません。
 
お散歩はゆっくりですが、上手に歩けます。
最初伏せてしまうこともありますが、他犬や子供がいる公園などでは、興味を示してその方向に歩き出します。
まだお散歩デビューして間もないので今後の経験次第で、お散歩を苦手になるあるいは好きになるかはわかりませんので、丁寧に良い経験としてお散歩練習をしていく必要があります。
 
ごはんはカリカリがお気に入り。抜歯が無く歯がしっかりあるので、ガムや固いものも大丈夫。
お水をよく飲みます。
 
イタズラはまだしていませんが、高いところの物などに興味は出てきているようでよく見ています。
これからもっと慣れてくると始まるかも知れません。
 
お留守番と夜就寝はクレートでできます。お留守番はおとなしく6時間程出来ています。
就寝時は最近になってクレートの扉を閉めると、中で動き回り落ち着きがなくなってきましたが、そのまま様子を見ていると諦めて眠ります。

日に寄って寝付くまでかなり時間がかかる日もあり、動き回る音も気になるため、クレートではなくゲージ内のベッドで落ち着いている時に電気を消し、ゲージの扉は開けたままににしていたら、朝までぐっすり落ち着いて眠っていました。
環境に慣れてくると同時に、つぶちゃんの様子も変わって行くので、ストレスがかからない方法を試しているところです。
基本睡眠時間が短く、眠りが浅いので、お留守番と就寝時以外は活発に動いていることが多いです。
 
吠えに関してはクンクンと鼻を鳴らすことはありますが吠えません。
今のところ先住犬と遊んでいて興奮で1、2度吠えたくらいです。
ブラッシング、歯磨き、目の下のケア(涙で毛が固まる)ほぼ毎日していますが、いずれもおとなしくしています。
最初は抱っこを怖がっていたので、ベッドでくつろいでいる時などにしていました。
今は脚を突っ張るくらいで、抱っこはだいぶ慣れてきましたし、優しく撫で続けると安心して力を抜くようになってきました。
オモチャで一人遊びも出来ます。
 
他犬に対しては先住犬に遊びをけしかけ、相手にしてもらえなくてもかなりしつこいところがあります。
静かに暮らしたいシニアや他犬との接触等あまり求めない犬にとってはストレスとなりますので、先住犬は遊び好きの犬がお互いに楽しく過ごせるのではと思います。
 
 
ストレスからか最初の一週間で何度か嘔吐がありました。軽い胃腸炎との事で現在薬を服用中です。
が、今はすっかり元気になり食欲も旺盛です。
現在胃と腸の近くのリンパ節が腫れています。次のエコーで小さくなっていれば胃腸炎の影響、大きくなるようなら治療または経過観察になるかと思います。
 
他犬のことが好きで行動をよく見て学ぶため現段階では本犬と相性のよさそうな先住犬がおり、まだまだのびしろのたっぷりある本犬のためには留守番時間が少ない時間的余裕のある家庭を里親様として優先したいと思います。
高齢者や子供がいるご家庭の場合、まだ人馴れしていない犬のことを理解し丁寧にあせらずに接していただけることができることも大切です。


☆日々の様子は Dog Shelter のfecebookで☆ Dog Shelter


※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

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