一年半ゲージの中で手荒な男性とのみ接してきた犬です。
極端な社会化不足ですので、人の声や動きにも驚きます。
抱っこやスキンシップももちろん苦手です。
以前の生活により男性はかなり苦手です。
少しずつ本犬の様子をみながら、人の動きや家庭生活に慣れるように根気よく付き合っていく必要があります。
女性に対してはいずれは慣れていくでしょうが、男性とは数年経ってもなかなか慣れないかもしれません。
触ったり抱っこしたりは数年経っても難しいでしょう。

現在はサークルの中が自分の安心できるスペースなので、怖い事や驚くとサークルに逃げていきます。
サークルに中にいるときならオヤツを人の手から食べるようになりました。
触られる事が苦手なので、お手入れは必要最低限ですが、どこを触っても怒ることはありません。

室内を自由にさせると人間が動いたり驚くと逃走する可能性が高いので、ちゃんと見ていてあげられる時間にのみ
限られたお部屋の中だけを自由にしています。
その時は、敷物を咬んだり走りまわったりします。
電気コードやゴミ箱などもイタズラします。
体に身につけるものが苦手で、首輪・ハーネス・洋服や着いている名札もかじります。

コングやコットンロープで一人で遊べるようになってきました。
人とひっぱりっこなどはもちろんまだできません

トイレはトイレシートで練習中です。
タイミングをみてトイレコーナーへ誘導してあげるとできるようになってきましたが、現在はまだ緊張もあるためか回数は多めですので、根気よく教えてあげる必要があります。
お外でもトイレはできるようになってきました

多くの犬の中で育ったため、他犬には極端に反応せずに大きさに関係なく同居可能です
先住の犬の様子をよく観察しているので、人間よりも同居犬を頼りにしているようです。
同居犬を通して人間との接触を学んでいる（現在はまだ行動には出ていませんが）ので、穏やかな先住犬がいる家庭が良いでしょう。
ただし、いつか人に慣れてきたら焼きもちをやくようになる可能性も有りますし、この子に手をかけてあげる時間もたっぷり必要ですので、先住犬が甘えん坊すぎる家庭にはむかないでしょう。

お散歩は怖い物（自転車、人、車、雨風）等がなければ上手に歩くことができるようになってきましたが、驚くと素早く急に飛びのいたり逃げようとしますので、しっかりと周りと本犬を監視しながらお散歩コースの選択、時間選びが大切です。

人が苦手ですが、不在になると鳴いたりします。
寂しかったり、同居犬の姿が見えなくなると遠吠えしたり吠えます。
犬種的にも吠えは多く、吠え声は体のわりには大きいです

まだまだ若いので、物事全てに好奇心も興味も持っていますが、今現在は恐怖心のほうが強いです。
飼育経験のある方でも、このようなタイプの犬との生活は気をつかうことも多く大変です。
逃走させないことを第一に、根気よく、少しずつ、経験不足を補ってあげる必要があります。
少しずつですが、変化はしているので焦らないことです。

穏やかな、甘えん坊すぎない先住犬がいる家庭で、お子様、高齢者のいない家庭にお願いしたいと思います。

※短期間のうちに数回の生活環境変化を経験する犬は、保護預かり先にて生活に慣れ、愛情を受け、落ち着いてくると、環境変化当初は出せていなかったもともと持っている性格やクセが出てくることがあります。応募の前に「預かり日記」、紹介文の更新をご覧になっていただき、最近の生活様子や性格面のを再確認していただくと、ご家族の生活スタイル、家族構成やご家族のタイプ、住環境に希望の犬が向いているか否か、相性判断の材料になります。

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